動脈硬化は認知症の大きな原因となりますので、アルツハイマーの検査と共に血管や、血液の状態などを総合的に調べます。
1.VSRAD(ブイエスラド) 最新のアルツハイマー検査
特殊なMRI検査で、記憶と特に関係の深い脳の海馬傍回(かいばぼうかい)と呼ばれる部分の萎縮の程度を精密に定量します。(通常のMRIではわかりません)
萎縮レベルが高いほど、アルツハイマー型認知症のリスクが高くなります。発症3年前から、予測可能とされています。
2.長谷川式簡易知的機能検査
認知症簡易スクリーニング法です。(非常に簡単な質問もありますが、お許し下さい。)
3.MRI検査 (通常のMRIです)
脳の萎縮がないか、脳腫瘍、脳梗塞がないか、脳に水や血液がたまっていないかを調べます。
4.MRA検査 (脳動脈のMRIです)
脳動脈に狭くなったり詰まったりしている部分がないか、動脈瘤(破れるとくも膜下出血)がないかを調べます。
5.動脈硬化の検査
1)頚動脈エコー
のどの横にある頚(けい)動脈は全身の血管状態を反映する「窓」です。
首に超音波をあてることで、ヘドロのようなものが溜まってないか、血管の壁が分厚くなっていないかが、わかります。 動脈硬化の有無がわかり、心臓や脳の動脈硬化の進み具合が推測できます。
2)血管年齢検査(脈波速度検査)
手足に血圧計のようなものを巻き、脈が血管を伝わる速さを測ることで、動脈硬化度がわかります。
実年齢と比べて、血管が若いかどうかがわかります。
6.MCファン (血液さらさら検査)
人工的に作った毛細血管に、あなたの血液を流して、観察します。ドロドロかサラサラかが、一目瞭然。
7.その他 血圧測定、血液検査、心電図など |